WIND AND SOUND
TAKAMIの今後の活動予定でございます
7/15 「ミュージックあにまあと」(TAKAMI主宰のピアノ&ヴォーカル教室)発表会
7/28 レストラン「香松」ディナーライブ
8/19 新生教会 チャペルコンサート
9/21 cafe Kusaka LIVE
…ということで、まずは「発表会」♪♪
念願の発表会。
高松でレッスンをやりはじめてから初めての発表会です♪♪♪
参加できる生徒さんは、10人に満たないのですが、それだからこそできる、アットホームな、しかも、アンサンブル、バンド体験のできる、和気藹々の発表会にしたいです。
これから、アレンジの日々だ! がんばろう。
痛みの猫
その後にも、次々と本番のステージが控えてます。
それぞれの場所やお客様にふさわしい選曲、衣裳やヘアメイク…
考えるだけでうきうきするけど、本番に向けてテンションを上げていくのは、
加齢とともに大変な「パワー」の要ることだと、ひしひしと実感します、、、(^_^;)
さて。本日のタイトル「埴生の宿」
「加齢」なんて、なんだか「サプリ」界用語のようで、こんなとこであまり使いたくない。
歳を重ねていくごとに、いろんな気付きがあったり、感動を積み重ねていくというものです。
私は、「音大声楽科」出身で、学生の頃は、イタリア系のオペラを中心に学んでいました。
オペラの公演や、オペラコンサートなどにも通いまくりました。
「お母さん、ミラノ・スカラ座が来るの! 全公演観たい。それには10万円くらいかかるんだけど、どうしても観たい!!」
世界最高峰の、本場のオペラを観たいという娘に、母は10万円のチケット代の仕送りをしてくれました。
私は、東京文化会館や、NHKホールで、世界最高のソプラノやテノール歌手の、会場の隅々まで響き渡る「生」の歌を聴いて感激しました。
…それが今、私の何の役にたっているのだろう。
""ジョニー·タイラー"を二人はあなたのゲームをプレイすることができます。"
私は、学生の頃、「発声」を追求しまくり、どうやったら「身体」という楽器をフルに鳴らすことができるのか…
それだけじゃない、とにかく「声楽」を純真無垢にずっと追求しまくっていた時代があったのだ。
今はどう?……
「埴生の宿」…原曲はイングランド民謡の「Home Sweet Home」
訳詞:里見義
作曲:SIR HENRY ROWLEY BISHOP
埴生の宿も わが宿
玉の装い 羨(うらや)まじ
のどかなりや 春の空
花はあるじ 鳥は友
おお わが宿よ
楽しとも たのもしや
書(ふみ)読む窓も わが窓
瑠璃の床も 羨まじ
清らなりや 秋の夜半
月はあるじ 虫は友
おお わが窓よ
楽しとも たのもしや
「埴生の宿」とは、土で作られた粗末な小屋のことです。
「玉の装い」「瑠璃の床」…
バブリィな時代の、虚栄や、物欲、意識するとせざるにかかわらず追いかけていた自分が、やがて戻ってくる場所…「Home Sweet Home」
私は 「Sweet Home」に帰ってきたのだなあ…という気がする。
それも、自分の人生の早い時期に、ここに戻ってこれたことが嬉しい。
まだここでやりたいことがあるもんね。
マリオ·どのように私は息をしない
そして、この訳詞は素晴らしいです。私は嘗て、原語で歌ったことが1度だけありました。
当時の私は、歌は原語て歌うことこそ価値があるとばかり、「邦訳」を軽んじていました、本当に恥ずかしながら。
音楽における「翻訳」の芸術というものを殆ど視野に入れていませんでした。
私は、「ソプラノ歌手」にはなれませんでした。
「メジャーデビュー」もしてないし。
しかし、自分が辿ってきたなかでのいろんな体験が、どれほど今の自分の肥やしになっているかというのは、よくわかっています。
自分がなりたいものが何だったのかも、今でははっきりとわかります。
それはやっぱり、オペラを鑑賞したり、発声を追及した時代があってこそ辿りつけたところなのだと思います。
私は「日本歌曲」が大好きで、先人たちの作品に、今日改めて感動しているのですが、
世界の民謡などの「日本語訳」にも心揺さぶられる日々なのであります。
これまで私は、自分の「オリジナリティ」にこだわり続けて、自分のLIVEでは、まずは自分の創った歌、自分でアレンジした曲…
そういう思いは、これからも変わらないのですが、先人たちが遺した曲がどれほど素晴らしいものかを伝えることも、これからやっていきたいです。
作詞、作曲、訳詞、どれもこれも…です。
これまでにも何度か書いてきたのですが、
私は、不特定多数、顔の見えない、認識できないほどの人たちに向かって発信することは本意でなく、
自分の隣で生活している人に向かって、同じ生活者として共に分かち合える音楽を伝えたいのです。
エラソげにきこえるかもしれないけど、これが自分の器、自分の本分ではないかと思います。
「主婦感覚」に近いものかもしれません。
日々の生活にはいろんな優先順位があって、先だってのライブだって、集中しなくちゃと思っているのに、Takの入学と重なって、二極になってしまってる、、そんな自分もまた自分…
「埴生の宿」…
ゼヒ、口ずさんでみてくださいね
いろいろ検索しまくり、資料を集め、冒頭のこの演奏が、素晴らしいと感じました。
でも、私はこれをコヤシに、自分の「埴生の宿」をつくりたいです。
この、伝えたい気持ちを次のLIVEへと繋いでいきたいと思います。
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