2012年2月3日金曜日

.mjtの日記復帰計画

[item] NEC NP-L50WJD

いわゆるLEDプロジェクタ。ビックカメラで約7万円(- ポイント)で12/28に購入。何気に(クラウドサービスを除くと)去年最大の買い物だ。。

流石に毎回プロジェクタを借りるのも悪いなぁということで一念発起して買ってみた。LEDプロジェクタといえば暗いというイメージがあったけど、狭い部屋で使う分には何の問題も無いように思える。

以下の画像は投影距離2m、画面横幅1.4メートル。当たり前だけど普通のコンデジで普通にプロジェクタの画像を取るのにはほぼ意味が無い(CHDKの使えるA2000と違って、EX-ZR15はゲインを固定できない)ので参考程度に。。

追記 : 写真は白い壁に直接投写している。もちろんプロジェクタ用のちゃんとしたスクリーンに映す方が好ましいが、壁色補正や黒板用のガンマ設定など、壁に直接投写する機能が豊富だったりもする。

以下の画像だと色がすごいことになっているが、実際の投写イメージはかなりちゃんとした色で出ている。

高輝度モード

  • 通常モード(AdobeRGB)

この機種は500ルーメンの(LEDプロジェクタとしては)高輝度を謳っているけど、この輝度は高輝度モードだけで、高輝度モードは緑を明るくすることで実現しているので画面が全体的に緑っぽくなる。(ホワイトバランスが自動調整なので白部分はちゃんと白くなっているように見えるが、タスクバーあたりは緑色になっている。実際に見ると全体的に緑っぽい。)

↑はUSBディスプレイ + Win7。

(以下の写真は全部通常のsRGBかムービーモード)

明るさ

  • 真っ暗な室内 (Portal)

↑はMacMini(HDMI変換したMini-DVI経由、1080p)。

写真だとダメダメに見えるが、プレゼンくらいだったら十分な明るさに見える。もちろん真っ暗な室内なら十分に明るい。

画素

DLPプロジェクタの傾向として、いわゆるドットバイドット表示が存在しない。画素は◆形をしている。

(↓は手持ちの紙に投写して裏から撮っている。プロジェクタは背面投写や天井吊に対応している。)

(大きいの)

カタログスペックの"1,039,680画素"を16:10に配分するとおよそ1280x800になるので、表示素子の解像度もその程度だろう。(要するにいわゆるフルHDでない)

(大きいの)

EDID的には1344x756という不思議な解像度が見える。

...というわけで、垂直/水平線はギザギザになる。ちょっと良い写真が取れなかったが、通常のシチュエーションでは気にならない。

USBディスプレイ機能 / 内蔵ビューア

USBディスプレイ機能が有るが、内蔵されたLinuxによるソフトウェア実装であまり良くない。

プロジェクタ側のUSB-Bコネクタが渋くて、頑張って押し込まないと入らなかった。あやうく初期不良扱いするところだった。。

最近流行の内蔵ビューアはPicsel製(File viewer)。互換性等は特に検証していないが、まぁそれなりに実績のあるソフトなので。。

日本語フォントが微妙に中国っぽいのが気になる。もちろん英語UIで使えるので実際上の問題は無いが、OEMとは言えNECから売るんだからフォントくらいは差し替えて欲しかった。。

USBディスプレイ機能はおそらくAWIND( http://www.awindinc.com/ )製で、DXCap.dllやDXCapHost64.exeを含んでいる。プロトコルは不詳。

いわゆるDisplayLinkのアダプタと異なり微妙な制限がある。

  • ディスプレイアダプタは増えない(= ミラーリング専用)。ディスプレイをすごい勢いでキャプチャし、(JPEG圧縮して?)USB経由で転送する
  • Aeroは使えない
  • プライマリディスプレイしかキャプチャしない
  • 動画には不向き(CPU側の圧縮 & USB経由の転送が追いつかない)
  • IPoUSB-win32.exeは何故かTCPポート8080等をListenする。

あと、プロジェクタ自体にマスストレージ機能があり、PCからファイルを書きこんでオフラインでファイルを表示できる。容量は1GB程度。

実際に使ってみた

PS3をHDMIで接続してみて色々再生してみた。(もちろんHDCPに対応している)

  • 日常のブルーレイ (7巻)

アニメは普通に見れる。もちろん実際はこんなに赤くない

torneのようなyuv出力アプリケーションとXMBを行き来するときに"ブチッ"という人を不安にさせるノイズが出る。光デジタルに切り替えるとこの現象は起きなくなったが。。

内蔵スピーカーは一応HDMIからの音声入力に対応している。ただ、説明書でも"オーディオ機器に接続することをおすすめします"と弱気な記述がみられるし、実際あまりよくない。

ゲームはエルシャダイとChild of Edenをプレイしてみた。特にChild of Edenは光の点滅で気持ち悪くなるレベルで、かなり感動した。

どちらも遅延が気になるタイプのゲームでは無いので違和感も特になし。

光源として3色のLEDを搭載しているせいか、色の再現性は期待以上に良かった。

レインボーノイズも気にならないレベル。(DLP自体は単板なので皆無というわけではないはずだが。。)

その他の機能

LEDプロジェクタなので起動が早く、電源引っこ抜きによるPower OFFを公式にサポートしている。移動を前提にしたシステムでは、クールダウンの時間が要らないのは非常に便利だと思う。

OSDの使用感も常識的。

通常のプロジェクタに無いメリットとして、LEDプロジェクタは一般に軽いのでカメラ用の三脚で固定できる点がある。モノに投写したりといった実験はそのうちにやってみたい。

ただ、この機種は電源内蔵なぶん重い。DELL M110のような小型なモデルの方が取り回しは良いかもしれない。今回は電源内蔵と電源引っこ抜きOFFが魅力的だったのでこの機種にした。DELL M110のような小型な筐体ではこれらを実現できない。

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