2012 - 美術家 大野雄一郎 書く仕事をしたい(ライター、エッセイなど)。柏で絵画教室主催。生徒募集中。高校や大学でも先生をしたい。アートなど作品を取り扱ってくれるギャラリー募集中
もともと下請け企業が多い町だった台東区は生産地がアジアにシフトすることにより
廃業率が23区中トップクラスだそうだ。
しかし、こうした時代の流れによって生まれた、
「不足」や「欠乏」がイノベーションを起こす事はビジネス世界では結構有名だったりする。
ただの下請けから脱するために、独自のブランドを構築し、
付加価値をつけて物を売り出すというイノベーションを起こすことがことで
その廃業率トップクラスの状況を乗り超えようとしているわけだ。
それが出来るか出来ないかは、台東区周辺の製造業者の死活問題にも
関わってくるわけですから地域としてもおそらく必死だろうし。
ぜひ、単なる下請けから脱し、デザイン性の高いものや、ブランド化することによって
付加価値の高いものを地域ぐるみで作ってイノベーションを起こし、
復活への起爆剤にして欲しいと思う。
なぜ私がこの話に興味を持ったかというと
私は教育に非常に関心があるから。
この話の一番大事なところは、学校というものは、
その地域の実情に沿ったものでないといけないということを表している。
全国一律の教育なんてもってのほかで、その地域の特性を理解し、現在欠けているものを
戦略的に補い高めるための教育や学校つくりを進めることが必要なのだと改めて気付かされる。
でもそれをスムーズに進めるためには、中央で決めていく
この国のシステムを改めるしか方法はない。
今は学校作るのに、中央から認可や審査などに何年もかかるみたいだし、
教科書も指定の業者があって競争が無いのでいつまでも退屈なものを作り続けている。
生徒個々人に会った教育にしたくても現場の裁量で教育内容を変更できないため
生徒に会った教育を施すことも出来ない。
結局のところ、今の時代に必要なことは、教育も含め、国が全国一律に
物事を推し進めることではなく、あらゆる分野での「分権」しか解決策はないのです。
この分権が確実に国も発展の起爆剤に繋がることは確かなことは
もはや言うまでもないでしょう。
分権を進めようとする政治家を見極めて応援することが、
有権者として大事だと思う。
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