目の変化びと - 楽天ブログ(Blog)
町山智浩さんによる映画解説です。解説を聞いたからといって、この映画を見たいとは思いませんけど、町山さんのおしゃべりはあいかわらずおもしろいです。
iTunes を開き、iTunes Store で「町山智浩 2012年01月27日」で検索すると見つかります。無料で購入できます。
iPodに入れて寝転びながら聞きました。
いちおう、ここでも聞けるようにしておきます。
パラダイスロスト(クリックしてね)
表現は、この文章もそうだけど、どうしたって、何かについての表現になってしまう。メタなんとかとか言ったって、何かについてのメタなんだろうし、元にある「何か」はきっと私をつまずかせる。
と言うことで、日々、「頭に言葉を流さず、感覚をしゃきっとさせよう」という努力を数分でも試みれば、そのときはうまくゆかなくたって、やがていつかどこかでおくれて効果が現れるのではないかと、まあ、言葉にすると、そのようなところなんですけど…
生きてる残りで何をしよう?
たぶん 「考えること」じゃない
だから たぶん 感覚
言葉の薄まった状態での感覚
存在の快楽
そのため
人間とはそれなりの距離を保ちつつ
(「他人と深く関わらずに生きるには(池田清彦)(新潮文庫)」)
生きるのを楽しむための しずけさ
フィッツジェラルドは「グレート・ギャツビー」が有名ですが、ぼくはエッセイの「取扱い注意」「貼り合わせ」「崩壊」が好きでした。
ところで、映画にもなった「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」ですが、原作はフィッツジェラルドです。
ところで、「ベンジャミン・バトン 数奇な人生(The Curious Case of Benjamin Button)」の朗読(英語)がiTunes Store で購入(無料)できます。
iTunes を開き、iTunes Store で「Alan The Curious Case of Benjamin Button」で検索すると見つかります。無料で購入できます。(Alanというのは、朗読者の名前です)
「では、そろそろ行きましょうか」
なんだ、劇場は外にあるのか。すると、この建物は待合室として使われていただけなのか。
ふいに、長いすにすわっていた人たちがいっせいに立ち上がった。僕もみなといっしょに劇場までついて行くことにした。ことにした、とは言っても、自主的に行くと決めたわけではなく、ほかにどうすればいいのかわからなかっただけなのだけれども。
ところがみんな部屋の周縁へと散らばってはいくものの、建物から出ようとはしない。
記憶は済んでいて
記憶の僕らは済んでいて
過去の僕らは死んでいて
生きてた頃をありありと思い出しつつ
生きているとも言えず
死んでいるとも言えず
なるほど
人になって生まれたならば
生きているのは楽しいことだ
映画の話になったので、ヒッチコックの話をしかけたら、
「え? ヒッチコック? それってタイトルですか? どういう意味ですか?」
以前、自称映画好きの人と話してて、「ヒッチコックは有名だから名前を聞いたことはあるけど、見たことはない」と言われてちょっと驚いたことがあったけど、きょうはかなり驚いた。
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